3. ゲームに出てくる物体

3.1 アイテム

3.1.1 爆発物

エニグマに登場する爆弾は三種類あります。もっとも爆発力の弱いものは棒状のダイナマイトで、これは床のタイル群や石列をひどく傷つけ る事はできま せんが、ある特定の石を壊したり、近くにある爆弾を誘爆させる事ができます。黒色の爆弾は強力で床のタイル群やその他多くの物体を破壊する事ができます。 大抵の目的にはこの爆弾で事足ります。白色の爆弾は黒色の五倍の爆発力があります。白色の爆弾に火がついていれば、すぐに逃げた方がよい。

3.1.2 傘

傘を使えば手玉は短い時間（正確には10秒間）無敵になります。傘を使って手玉が無敵モードにある間、手玉の周囲には白いハローが現れ ます。このハローが点滅を開始すると3秒後に無敵モードは消滅します。

3.1.3 旗

長く危険な旅をする際、旗があれば何かと便利です。手玉が壊れた場合、新しい手玉は面の最初に出現した場所ではなく、最後に旗を置いた 場所に現れます。旗には黒と白の二種類がありますが、これは黒と白のそれぞれの手玉に対応しています。

3.2 石

3.2.1 致死石

大切な手玉を傘で無敵モードにできない状況にあるなら、どうしても避けたい二種類の石があります。

髑髏石とはその名の通り死の香りの漂よう石で、触れば即死です。もっと巧妙で透明な石もありますから魔法の眼鏡を忘れない事です。

黒騎士は重要な通路を通せんぼしている事があります。黒騎士はすなおに通路を通してはくれません。納得のゆく物を持ってくれば別の話か もしれませんが。

3.2.2 置換石

置換石は押されると周囲の空いた場所と位置を入れ替えるのでは無く、押した石と位置を入れ替えるのです。置換石を別の場所に移動したい なら、普通の石と次々に位置を入れ替えてゆくしかありません。

3.2.3 鏡

レーザービームは鏡石を使えばその方向を変えることが出来ます。エニグマには二種類の鏡があります。平面鏡と三角鏡です。平面鏡は一般 の鏡と同じ働 きをします。つまり入射光が平面鏡に対して直角に入ると反射して入射光と同じ方向に出てゆきますし、入射光が平面鏡に対して四十五度の角度から入ると九十 度の角度をつけて反射されます。

三画鏡は少し複雑です。三つの鏡面は光の角度を変えるという点では平面鏡と同じです。しかし、光が三角形の九十度を成す角に当たると光 は互いに反対方向へ二つのビームとして出てゆきます。

どちらの鏡にも半透明タイプと可動タイプがあります。半透明タイプは透明タイプと同じように光の方向を変えますが、一方で光の方向を まったく変えない働きもします。可動タイプは淡い灰色の石に設置され、不動タイプは濃い灰色の石に設置されています。

手玉で鏡に軽く触ると鏡の方向が変わります。でもレーザービームを受けている鏡には注意して下さい。レーザービームは簡単に手玉を破壊 してしまいますから。

3.2.4 魔法石

魔法石はかつてのOxydゲームの遺物です。つまり、重要な通路に置かれていて通るには破壊するしかないわけですが、破壊するには、コ ピープロテク トを解除するための本を入手し、石に書かれた数字が示すページにある行列の中にある文字を入力する必要があったのです。Oxydから持ち込まれた面をプレ イする時にだけ出現する事がありますが、エニグマでは意味のない石になりました。壊すにはただ叩けばいいだけです。

3.2.5 将軍石

ゲームを続けてゆくと床に点滅する青い点々を見かけるでしょう。この点々は将軍石を正しい位置に配置した時にその効果を発揮します。そ の効果とはドアを開けるとか橋を架けるといったものです。

小さな点滅する点に対して、将軍石を動かして比較的小さい穴の中に入れると、その効果が出現します。大きな点に対しては将軍石一個だけ では、点がそ の効果を発揮するには不充分です。そのためには、小さな穴を持つ将軍石を、それより大きな穴を持つ石に蹴り込んで二〜三個の将軍石をまとめる必要がありま す。例えば、中規模の大きさの点に対しては、まず中規模の大きさの穴を持った将軍石をその点の上に置き、それからより小さな穴の空いた将軍石を蹴り込んで ゆけはいいのです。

3.2.6 電気石

電気石を利用すれば自分の手玉やその他の物体に電気を蓄める事が出来ます。蓄める事が出来る電気の極性はプラス、マイナスどちらでもよ い（デフォー ルトでは物体は帯電していない）。帯電した物体はお互いが遠方にある時には何の影響も及ぼしあう事は無いが、近づけばお互いの電気の極性次第で吸引力と なったり反発力となったりします。

3.2.7 パズル石

パズル石とはその名のごとく、個々の石がパズル片のように組み立てられる事に由来します。パズル石には隣り合ったパズル石とくっつくた めのソケット が一個以上あります。いったんくっつき合ったパズル石は一塊となった動きをします。例えば、そのようなブロックを水を渡るための橋の構築に使う事が出来ま す。

魔法の杖で叩くとパズル石は違った動きをします。パズル石が完全に連結した塊となっている場合（塊のどの部分にもフリーのソケットが露 出していな い）、その塊は個々のパズル石に分裂してしまいます。塊のどこかの部分にフリーのソケットがある場合には、杖で叩いたのがブロックの横列あるいは縦列に応 じてその列が一マスだけ水平あるいは垂直方向へズレます。滅多にお目にかかる事はありませんが、珍しい動きをするパズル石があります。Oxyd 1 にそういったパズル石があって、パイプの色が通常の青ではなくオレンジなので識別できるのです。このパズル石はくっつき合って塊となっても動かす事が出来 ません。この塊を魔法の杖で叩いた時の効果は青色のそれと同じです。

3.2.8 手紙石

手紙石は、到達不可能な場所に手持ちのアイテムを送る場合に利用する事が出来ます。手紙石に仕事をしてもらうには、持ち物一覧から物を 取出して、手紙石に構築されたパイプラインの終端に置きます。このパイプライン構築のため、まずパイプラインの部品を「送る」必要がある場合が多い。

注意：パイプラインの終端にすでに物が置かれていると手紙石の機能がうまく働きません。手紙石を使って物を送っていると、それが後に なってパイプランを邪魔するようになってしまう場合が多いので注意が必要です。