アメリカのオイルランプの中にミニランプと云う一群の小型ランプがあります。

主な特徴は、
  • 油壷はガラス製で必ずガラスの握り手が付いている。
  • 油壷には基台がある事も無い事もある。
  • バーナーには大抵Queen Anne 0号が使用されている。


くらいでしょうか。下図左のランプは、クランベリー色の百目アメリカンミニランプです。年代としては百年以上前の製品でしょうか。
Hobbs mini lamp
日本の置きランプ(小型)
Hobbs mini lamp
Japan mini lamp1


 一方、上図右は日本の置きランプです。年代としては昭和初期でしょうか。あまり出来の良いガラスではありません。しかし或る年齢 の方には昔懐かしいピー玉やラムネ瓶と同じ色をしたガラスでつくられたランプです。このように日本の置きランプにはガラス製の握り手は普通付いていませ ん。ただ、油壷に金属のワッカを嵌め込むようにして金属製のお粗末な取っ手が付く事はあるようです。この日本製ランプも油壺のガラス部分をそういった目で 眺めれば、金属バンドを巻き付けるための溝がありますね。

 アメリカンミニランプにはこれ以外にも様々な形態や色の異なった物があり、見ていてなかなか飽きさせないものを感じさせます。