そういう次第で日本では置きランプよりも吊りさげランプが重きを成したようです。下図は笠とフォントが同じピンク色をした吊り下 げランプです。
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日本製吊り下げランプです。
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もちろんアメリカにも吊り下げランプはありますが、日本製の吊り下げランプとは異なる点があります。
- アメリカの吊り下げランプでは、ランプのフォント下面に突起物があるので、机の上に置こうとしてもうまく置けない。
- アメリカの吊り下げランプでは、フォントの一部にオイルを給油するフュラーと呼ばれる穴とそれを塞ぐ栓があるが、日本製では それが無い。
- アメリカの吊り下げランプでは、笠やフォントからギラギラの飾り物が垂れる事が多いが、日本製ではそれが無い。
細かい点はさておいて、おおざっぱに云えばこのようになるでしょうか。
以下は推測です。
日本製ランプでは古いランプのバーナーにはアラジン・バーナーが、新しくなってくるとアン・バーナーが使われているよう ですが、歴史的にはこれは逆でアン・バーナーが先に出現し、その後、もっと明るい光を放つアラジン・バーナーが出現してきたのです。