頭痛には、脳内出血や脳腫瘍や頭蓋内感染症といった、頭蓋内疾患に伴って発生してくる頭痛や、歯や目や副鼻腔の疾患といった頭蓋外疾患に伴って発生してくる頭痛があります。また、他疾患による発熱に伴って発生してくる頭痛もあります。頭痛はこのように多様な原因で発生するものなのです。ですから、単純に、これだという決めては無いのですが、一応次のようなめやすで考えてみたら良いでしょう。

  1. 一週間に三回以上の頭痛がある。
  2. 頭痛を抑えるために、ほとんど毎日鎮痛剤を必要とする。
  3. 頭痛を抑えるために服用する薬の量が、常用量を越える。
  4. 頭痛ばかりでなく発熱や首に痛みがある。
  5. 頭痛ばかりでなく息切れや発熱を伴い、時には目や耳や鼻や喉に症状のある。
  6. 頭痛ばかりでなく、ふらつく感じ、言葉のもつれ、麻痺、しびれ感、を伴う。
  7. 頭痛のある時に、意識がもうろうとなる。
  8. 頭部打撲後から頭痛が始まり、それが持続する。
  9. 頭痛がだんだん強くなってゆく。
  10. 以前とは違う頭痛をきたした。
  11. 頭痛とともに激しい嘔吐があり、なかなか治らない。
  12. 初めて経験するような頭痛である。
  13. 50歳以後に発症した頭痛である。